日常のひと言

2025.05.27

風炉の季節~野に咲く花~

 籠花入れに野の花をいけてみました。好きな花を選び、好きな花入れに、好きなようにいけてみる。
素朴なお花をつける多年草や宿根草、落葉樹たちが素朴な花入れにいれることでほどよく調和してお花を美しく引き立てるから不思議です。年を重ねると、儚げそうな茶花になんだか心惹かれますね。

5月の茶花、桔梗と二人静、雪ノ下であわせてみました。矢筈芒(やはずすすき)と蛍袋と合わせたかったのですが時期的に今はないので梅雨明け後にいけてみたい( *´艸`)
雪ノ下の花はウサギの耳みたいに可愛い。一輪挿しで活けても趣があっていいと思う。
桔梗は水揚げが難しく元気がなくなるときがありますが、ちゃんと深水してやることで元通りになります(*^-^*)
二人静も風炉の季節に好まれる茶花で、根締めによくつかわれます。
多年草のお花は写真映えしますよ~(*^^*)

20250526_161559~3

花入れ口が広い丸型の花入れには思いのまま空木をいけてみました。姫空木は初夏の茶花として好まれています。弊社にはないのですが…蔓を生かした忍冬(スイカズラ)をいれ根締めに桔梗を活けてみたかったのですが(*'▽')
忍冬の花は芳香があり花中に甘い蜜があります。生育旺盛なつる植物なので特製のつるを生かして向掛けにして高い位置に飾り枝垂れる姿も似合いそうです。
常緑低木で今から繊細な美しい黄色い花を咲かせる未央柳(ビヨウヤナギ)は虎の尾や芒と合わせると美しそう。花言葉は「気高さ」と「多感」です💛

お庭に多年草などあれば摘んで活けてお家に飾ることでガラッと雰囲気がかわり、お花の香が気分を落ち着かせてくれますよ(^_-)-☆ぜひ植えてみてはいかがでしょうか!

コメント

コメントフォーム